日 時:令和6年8月17日(土)14:00~16:00
場 所:多目的ルーム
講 師:外村 完治 氏「幸せの感じ方」
(指宿竹元病院 看護師)
講 師:松山 裕希 氏「ルール作りのコツ」
(指宿竹元病院 公認心理士・看護師)
参加者:15名
今回の精神保健福祉講座は、「ゲーム・インターネットと上手に付き合うために」と題して、開催いたしました。
講師は外村完治先生と松山裕希先生のお二人です。ゲームとインターネットの依存についての講座は今回が初となります。
講座は2部構成となり、講師の先生がそれぞれのテーマを元にゲーム・インターネットとの付き合い方について分かりやすく解説を頂きました。
前半は外村先生より「幸せの感じ方」のテーマに沿いながら、幸福を感じた時に脳内で分泌されるドーパミンの働きについて解説が行われました。
これは人が幸せを感じるホルモンであり、この物質をゲームやスマートフォンには分泌しやすい要素が多く含まれ、
刺激を求め長時間の操作に繋がる要因となるとのことです。
これは脳の働きが未発達である子供は特に刺激への依存、欲求へのブレーキが難しくなるとのことも話されていました。
後半は松山先生より「ルール作り ~できることを大切に~」のテーマから未成年がインターネットを利用する上での使い方や、
ルール作りのポイントについて分かりやすく解説頂きました。
その中で親が子供に対して否定だけでなく価値観を受容し、できることをできる範囲ですること、
子どもとのコミュニケーションは技術であり最初からうまくいくとは限らないが、
少しずつ進歩しアプローチができたお互いへの評価をすることは大切なポイントとであるとのことでした。
全体を通し心と体への影響、依存への向き合い方などを分かりやすく解説していただき、
また参加者からの質問に丁寧に回答・解説をいただき学びを深める機会となりました。
参加された方からも
「相手や自分自身に対しての声かけを学べた。どうして、そうなったのかがしれて良かった。」
「否定的に考えていたことが、少し視点をかえ、言葉にするときの声かけなどが知れました。とても分かりやすく学べました。」
「とても充実した時間で、今後の参考になりました。」
「スマホとゲーム依存にならないために親として心がける参考になりました。」
といった感想を頂きました。
貴重なお話をして頂いた外村先生、松山先生、参加して下さった皆様ありがとうございました。