日 時:令和7年3月22日(土)10:00~12:00
場 所:多目的ルーム
講 師:鈴木 直樹 氏
(一般社団法人リードマインドジャパン理事
メディカルマナー研究所代表/きりん薬局代表)
参加者:22名
今年度の家族講座は、鈴木 直樹 氏(一般社団法人リードマインドジャパン理事
メディカルマナー研究所代表、きりん薬局代表)をお招きして、「怒らず伝える!家族関係を改善するコミュニケーション術~アンガーマネジメントの活用~」とのテーマで開催しました。
本日の講座のゴールは「怒りを理解する」「アンガーマネジメントを知る」ことです。
まずは、「時間を守ってほしい」というメッセージを「喜怒哀楽」の感情をどう使って伝えるか?のグループワークから始まりました。
先生によると、思い出しやすい感情と思い出しにくい感情があり、普段使っている感情は思い出しやすく、「怒り」を思い出しやすい場合は、普段から「怒り」を使っているからだそうです。
対人関係を改善するためには、自分がどの感情を使っているのか、相手はどの感情を使っているのかをくみ取れると対人関係は改善すると話されました。
怒りは人間にとって自然な感情の一つであり、心と体の安心と安全を守る感情です。先生は、アンガーマネジメントは、怒りを否定せず、怒りの表出の仕方を変え、怒る必要があることは上手に怒れ、怒る必要のないことは、怒らないようになること、と教えてくださいました。アンガーマネジメントを知るために、まずは、怒りについて、ここ1週間~10日間で怒ったエピソードや怒ることのメリット・デメリットをグループでシェアしたり、怒りの強度、持続性、頻度、攻撃性を自己診断しながら、怒りの感情について理解を深めていきました。
怒りの正体は、「こうあるべき」「理想と現実のギャップ」で自分の中にあります。同じ「べき」でも燃料(自分の抱えているマイナスな感情や体調)によって、怒りの頻度や大きさが異なってきます。先生は、無駄に怒らないために、気軽にできるリラックスメニューを多く持つことの大切さを話してくださいました。そして、アンガーマネジメントのテクニック「衝動のコントロール」「思考のコントロール」「行動のコントロール」について先生の体験談も交えながら詳しく教えてくださいました。
参加された方々からは
「大変勉強になりました。」
「学校、世界に怒りを理解できたらいいなあと思います。まず知ろうとするところから始めます。そして自分のリラックスメニューを持ちます。」
「気持ちが楽になりました。」
「怒りの感情はあって、後味の悪い思いはあっても、分析する機会はなかったので、とても参考になりました。できるところから実践していきます。」
「とても分かりやすくて楽しい講座でした。怒りそうになったら先生の講座で学んだことを思い出してみます」
といった感想を頂きました。
貴重なお話をして頂いた鈴木先生、また参加して下さった皆様、ありがとうございました。