日 時:令和元年8月16日(金)14:00~16:00
場 所:多目的ルーム
講 師:岡田 洋一氏(鹿児島国際大学福祉社会学部教授)
参加者:30名
今回の精神保健福祉講座は“依存症について考える”と題し、
鹿児島国際大学福祉社会学部教授 岡田洋一先生をお招きし開催致しました。
「アディクションを抱える方々をどう理解するか。そして、どう支援するかを考える時間にしたい。」との一言で講演会が始まりました。
依存症への理解として、依存症はさまざまな生きづらさから生じる負の感情に対して、アルコールや薬物の使用、あるいはギャンブルなどの他者との感情の交流が一切ない、単独で完結する行動以外に対処する方法をもっていないことが原因であり、アルコールや薬物等の使用そのものが原因ではないことを説明され、依存症者の特徴や依存症のシステムについて説明してくださいました。
「アディクトの方は急には変わらない。でも、こんなふうになるといいな、と回復のモデルを見ることは大切。そのために、自助グループに行って、回復した本人や家族に出会うことが大切」と自助グループについても説明してくださいました。
最後は、参加された皆様の質問に丁寧に答えて下さいました。
参加された方々からは
「とても勉強になりました。これからも断酒、断薬を頑張っていきます。」
「これまで表出している言動を重視して、支援していたように思いますが、その方の内面を見ていく事の大切さを改めて感じました。」
「分かりやすくて、心にきました!! ありがとうございました。」
といった感想を頂きました。
貴重なお話をして頂いた岡田先生、また参加して下さった皆様、ありがとうございました。