講  師: 冨永 秀文 先生
               (鹿児島県精神保健福祉センター 所長)

 日  時: 平成27年3月16日(月)14:00〜16:00
 場  所: はーと・ぱーく 多目的ルーム
 参加者: 55名




 今回は、鹿児島県精神保健福祉センター所長(精神科医)である冨永秀文先生より、「精神障がいのある方が地域で上手に生活するために」というテーマでご高話いただきました。
 講座では、精神障がいの理解、精神保健福祉の歴史・現状・施策、県精神保健福祉センターの特徴や機能、社会資源について先生のこれまでの経験をまじえ説明がありました。
  講座の中で精神障がいを抱える方への理解や対応として、「周りの人がなんでも面倒をみるのはよくない」「できていることに目を向けていく」というお言葉が印象的でした。
また、近年ではレジリアンス(復元力、抵抗力、回復力)に注目が集まっていて、回復には“家族の理解が重要”であること、ガミガミよりおっとり接することで病気の再発を3割防げるとのお話がありました。
 社会資源についても説明してくださり、活用する事の必要性とその際に、精神保健福祉士に相談をしていくことが大事であるとのことでした。

 最後は、参加された皆様の質問に丁寧に答えていただきました。講座中は、精神医療や精神保健福祉について社会情勢をまじえ、先生の想いも話され、多くの方が感じていることを代弁されていたように感じ、参加された方々からも「もっと聞きたい」等の感想をいただきました。