SSTとは、social skills traningの略で、社会生活技能訓練とも言い日常生活上のコミュニケーションの方法を集団で学習、習得していく訓練です。


<1日目>
日   時 : 平成23年3月26日() 
            ・14:00〜17:00
講   師 : 高森 信子先生(SSTリーダー)
対   象 : 精神障がいのあるご本人
参加人数 : 11名

<2日目>
日   時 : 平成23年3月27日() 
            ・午前 10:00〜12:00
            ・午後 13:00〜16:00
講   師 : 高森 信子先生(SSTリーダー)
対   象 : 精神障がいのある方のご家族・関係者等
参加人数 : 41名


毎年恒例となっている、高森信子先生のSST講座を今年度も二日間にわたり開催しました。
1日目は精神障がいのある当事者11名の方々が参加されました。
まず、最近TVでも話題の戦場カメラマン渡部陽一氏のしゃべり方をお手本として、明るくはっきりと手ぶりを交えて自己紹介をしたり、3つのグループに別れて、仮想家族をつくりそれぞれのキャラクターをみんなで話し合って決めていくという演習をして緊張を解したり…と、楽しい時間をとり入れた内容となりました。
そして当事者、家族とも共通の悩みである「親なき後を考える」をテーマに、ロールプレイをしながら、家族をはじめとするまわりの人とのコミュニケーション術を学びました。


2日目は、ご家族や関係者の方々41名の参加がありました。
先生より「SSTの目的は
『相手の気持ちがわかって自分の気持ちも言えるようになること』
であり、自分の中にあるフィルター(思い込み)を通さず相手のいいところを探すこと」
とのお話がありました。
参加されている方々のお困りごとを質問紙に書いていただいた後、そのひとつひとつにロールプレイを交えながら、その対応について具体的にアドバイスをいただきました。たくさんの質問が寄せられ、予定の時間をオーバーしてしまいましたが、全部の質問に丁寧にお答えいただきました。
1日目、2日目とも笑いあり、涙ありの和やかな温かい雰囲気の中での講座となり、参加者から、「毎年参加しているが、毎回新たなことに気づかされ勉強になります。くり返し先生の話をきいて身につけたい」とのご感想をいただきました。
  

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