
講師: 知覧保養院 院長 岡村 久隆 先生
日時: 2010年 8月19日(木)13:30〜15:30
場所: はーと・ぱーく 多目的ルーム
参加者: 58名
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今回の精神保健福祉講座は市民の方々からのご要望により、昨年に引き続き、知覧保養院院長の岡村久隆先生に『統合失調症』についてお話をいただきました。
まず、統合失調症の特徴について
*まれな病気ではない
*脳内のネットワークにトラブルが起こった状態である
*症状としては「陽性症状」・「陰性症状」・「作業能力の障害」に分けて考えられる。
*「早期発見、早期治療」・「服薬」・「リハビリ」・「周囲の理解」によって社会復帰が可能であり、周囲のネットワークにより改善が期待できる…等のお話があり、その内容についてさらに詳しい説明がありました。 |

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また、統合失調症に罹患した際の苦痛(「幻聴」・「情報処理能力=認知能力の障害」・「病識の不十分」)とその対応についての説明がありました。
さらに、治療の原則として
@薬物療法
A精神療法
B環境調整
を挙げて具体的に薬の種類や効果、生活臨床という観点からの本人への対応の仕方、環境調整という点から周囲のネットワーク(なじみの関係)の必要性についてお話があり、盛りだくさんの内容の講座となりました。 |

先生からのお話の後、会場からたくさんの質問、意見が出され、予定時間を越えてしまいましたが、先生はそのひとつひとつに優しく丁寧にお答えくださいました。
岡村先生、参加いただいた皆様、ありがとうございました。 |

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