はーと・ぱーく(鹿児島市精神保健福祉交流センター)では、
「精神保健福祉講座 統合失調症ってどんな病気?
 〜その特徴と基礎知識〜」と題して講座を開催しました。

日   時 : 平成21年8月29日() 10:00〜12:00
講   師 : 岡村 久隆先生 (医療法人 尚和会 知覧保養院 院長)
対   象 : 鹿児島市民
参加人数 : 54名


今回の精神保健福祉講座は、岡村久隆先生を講師にお迎えして、統合失調症についてお話していただきました。
発症の原因は、脳内の“ネットワーク”の乱れであり、ありふれたストレス・環境要因・素因(生まれながらにもつ因子)の負荷から引き起こされる病気であるとの説明がありました。
症状の現れ方やその治療法・接し方などを具体的に教えていただきました。
当事者はもちろん家族も不安や孤立感を感じていること、そして症状の出現や状態の悪化を防ぐためには周囲の“ネットワーク(なじみの関係)”が大切であることのお話がありました。


参加者から
「日々の業務に活かせる具体的なお話が聞けた」(訪問介護をされているヘルパーの方)
「先生のやさしさが伝わってくる内容であった。時間があっという間であった。また講座を企画してほしい」(家族)
「初めて統合失調症のことを知った。まず相手(当事者)にあいさつをすることからやっていきたい。相手のペースを認めていこうと思った」
…などの感想をいただきました。